イタリア・トスカーナ地方コルトーナ村2008
トスカーナへ
今ヨーロッパは異常気象か？毎回ヨーロッパに来るのは春から初夏やが、晴天ばっかであった。今回は雨、曇りと晴れの日が少ない。コペンハーゲンの雲ひとつない青空が幻やったんかとすら思える。特にイタリアは雷雨なんかに遭遇したこと無かったんやけどな。。。日差しで頭痛になったこともあった。
列車車窓の風景が美しいのでトスカーナに行きたくなった。イタリアの田舎はいったことない。ルート的に効率が悪いが、トーマスクックを見て、コルトナー村に行くことに決めた。晴れてくれよ〜頼む〜インシャアッラ〜！
コルトーナ村に行く”カムチャ駅”で下車。駅前にバス乗り場があった。バスの本数は普通にあった、現地の人に外国人観光客がバスの切符はどこで買うのですか？と聞いていたので、自分も彼らに聞き、駅前から延びている大通りのバーに切符を買いにいった。駅に戻るとすでにバスが来ていたので走って間に合った。
コルトーナ村到着
バスは村の広場に着いた。坂を登り、道を間違えて民家の庭に入りそうになりながら、ユースホステル到着。管理者の青年はテンションが高い、好印象であった。現在ここは満室だが、他の部屋が空いているので宿泊可能だ、と。児童の団体が昼食をとっていたので、修学旅行で満室なのだと思われた。チェックインまで荷物を預けた。曇りで暗い。村の地図は普通のｲﾝﾌｫﾒｰｼｮﾝの地図とは違う、絵画のような美しい地図であった。
曇りで小雨が降ってきた。
向こうに湖が見える。小さい村で、数時間でほとんどまわれる。雨がふってきた。
コルトーナの中心広場。店やカフェ、博物館などがある。
小さい村やが教会が多い。内部は都市部の大規模なゴージャス教会とは違う、村の田舎らしさがある。食料を購入。ワイン、カンズメ、スープの粉。ユースホステルは別館のアパートの一室で、プライベートルームであった。個室が２部屋あり、台湾の客が来る予定やったがこんかった。
豆カンズメ、水道の湯で作ったスープは粉が残った。
キッチン使用を期待しスープの粉を買ったが、ガスだけ使用不可能。
夜は静か。
コルトナ村の晴れ間
ユースホステルの本館で朝食。児童合宿の先生と一緒に食った。山から雲が出てきた。
村の一番高い丘にある城塞に行った。
廃墟のようで入場不可能。雨降り曇り空で、一層妖しく見える。こんとき嵐やった、廃墟に似合う。いや〜夜中にこの廃墟一人で行くことはできん。。。誰もおらん、窓とかから中が少し見える。なんかある、おるかもな。。。
美しいコルトーナ村。しかし、写真で表現できる能力が無い。本物はもっとすっげー非常に美し！民家の軒先は薔薇が咲いている。今がイタリアは薔薇の時期のようだ。悪天候だが、薔薇の季節にここに滞在できるとこを、幸せに思う。そして・・・小雨の中、晴れ間が！
坂道が入り組んでいる。地図不要、数時間で道を覚える。
昨日行った村外れの教会に行け！↓ロケーションが最高で。神様にお祈りをしていた。誰も他にいない。薄暗い教会内の祭壇に、明かりが灯った。
牧師が歩み寄り、ポストカードをくれた。「キミはジャポネかね？」「そうです」「中はカメラ禁止です」牧師はイタリア語で教会を説明した。言葉は理解できなかったが、なんとなくわかるような気がした。教会のマリア像の、美しいポストカードと栞。善良な牧師から、無宗教な異国の若者へ。。。これは神様の思し召しであろう。
見学時は電気をつけてくれる。ここからの眺めもよく、一瞬の晴れ間にトスカーナのオリーブ畑、緑の山々が鮮明に見えた。昨日は雨の中丘を下りて豪雨で引き返した。
雲が山を飲みこむように。オリーブ畑、ブドウ畑が広がる。
雲の間から光が差し込み、一部分だけ明るい。ブドウ畑とオリーブ畑の丘を下ると犬に出会った。
ユースホステル本館の食堂。古い建物で元教会。朝食後児童が片付けている。