バックパッカー一人旅〜海外旅行記と旅情報

オーストリア

オーストリア地図2001年初めてオーストリアを訪問したとき、あまりの美しさに衝撃を受けました。
そして2002年、約40日かけてオーストリアを旅しました。

旅のルート〜2001.4.13-16

ウィーン、メルク

ウイーン〜2001/4/13〜16

4/13
午後ウィーン到着。 当時の通貨はオーストリアシリングだった。
宿はウィーン西駅Wien Westbahbhofそばの、 DORINT AM EUROPAPLATZ ドリント・アム・オイローパプラッツである。
まずは、地下鉄でオペラ座へ。路線別に色分けされ、とても分かりやすい。iインフォメーションセンターで日本語地図とパンフをもらう。オーストリアは日本語のパンフがとても多く便利である。オペラ座でオペラ上演予定をチェック。Bランクの「フィガロの結婚」BOX席を購入した。
ウィーンの中心を走っているケルントナー通りはお洒落なCAFE、土産物屋、レストラン、沢山の店が並びとても華やかである。
シュテファン寺院は美しいゴシック様式で、斜め向かいに立つ近代的な鏡張りのビルにその姿を映していた。寺院前広場には大道芸人が数人いて、観光客を楽しませている。

4/14
ヴェルベデーレ宮殿見学。上宮オーストリア・ギャラリーにはグスタフ・クリムトの「接吻」、エゴン・シーレなどの作品がある。下宮はバロック美術を展示。手入れの行き届いた庭園も芸術作品だ。

トラムで旧市街を囲む「リング通り(環状道路)」沿いの美術史博物館へ。向かいのミュージアムクオーターMQは当時まだ建設中だった。美術史博物館の収集品は膨大だ。内装も素晴らしい。じっくり見るには時間が足りなさ過ぎた。

カールスプラッツへ。ウィーンは広くは無い。リング内の主な観光名所は徒歩で十分だ。黄金のキャベツを頭上に掲げたセセッシオン(分離派会館)で「ベートーベン・フリース(クリムト作)」、コミックの展示会を見た。カールスプラッツには、オットー・ワグナー設計のシュッタットバーン駅舎、カールス教会などの見所もあり、カールス公園もよい休憩場所だ。
ウィーンにはとても多くの美術館・博物館がある。まさに芸術の宝庫!

そして絶対行きたかった犯罪博物館へ。場所が分かりにくく、数回道を尋ねた。皆親切に説明してくれた。
博物館はドイツ語説明のみなのが残念である。地下の展示室には犯罪現場写真、凶器、髑髏、拷問具と、かなりリアルでエグい。
犯罪博物館について詳しくはTORTUREページへ】

4/15ウィーン市内・シェーンブルン宮殿
早朝Naschmarkt/ナッシュマルクトののみの市へ。ガラクタやら宗教具、ヨーロッパらしいなんでもありの市である。

混雑する前に急いでシェーンブルン宮殿に向かう。はやくも大型バスが何台も止まっていた。ここは絶対朝1番乗りできたほうが良い。ウィーン観光のハイライトの1つである。

豪華絢爛な室内、広大な庭園は全てが世界遺産である。森にいたリスが印象的であった。

途中で雪が降り4月でもまだ寒かったが、休憩無しで必死で観光。王宮とその周辺、ミヒャエル教会、国立図書館ブランクザール

ウィーン郊外のハイリゲン・シュタットまで路面電車で足を延ばす。ベートーベンの遺書の家はクラシックファンなら絶対感動するであろう。静かな場所に、ひっそりと建っていた。意外に観光客は少なかった。小さな家で、二階が入り口である。

夕食は近くのホイリゲでワインと居酒屋料理(ほうれん草のオムレツ、ジャガイモのマリネ風惣菜)を堪能した。ワイングラスではなく、小さなジョッキだった。夏になればオープンテラスも賑わうであろう。オフシーズンは少し寂しいホイリゲである。

メルク〜〜ドナウを見下ろす壮麗な大修道院

4/16世界遺産Melk修道院
ウィーンから約80kmのMelkへ。Melkには急行は止まらないので途中で鈍行に乗り換えた。
駅に到着し歩道橋を上ると、巨大な修道院が目の前にあった。これだけ大きければ地図は必要ない。修道院までは階段を登った。
Melkの街ではマラソン大会を開催していた。背の低い家が中心広場を囲むこじんまりとした街だった。

外観は修道院とは思えない、宮殿のように華やかだ。讃美歌CDやグッズも充実している。修道院内部は写真撮影禁止。図書館や各部屋を見学し、一旦外のコテージに出ると、突然の嵐だった。
オーストリアの天気は変わりやすい。嵐はすぐ去り、光が下界を照らした。

ウイーン〜オペラに感動した最後の夜

4/17ウィーン、オペラ鑑賞
リングを歩き、モーツアルトの家、市立公園(黄金のモーツアルト像)、教会、修道院などを見学。

ウィーン最後の夜に、初めてオペラを見た。「フィガロの結婚」(ロッシーニ)。BOX席。セーターにジーパンの軽装であったが、そんなに浮いてはいなかったと思う。客の服装も、マダム・紳士のドレスにスーツから、若者はカジュアルが多かった。初心者にも分かりやすく、楽しい笑いでウィーンの夜が終わった。

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