ベトナム一人旅2007
ベトナム、フエ
フエの朝食
2007/5/4朝食は宿の近所のカフェでブラックコーヒーと玉子サンドを食った。ベトナムのコーヒーはかなり美味い。玉子サンドは玉子焼きが具だが、日本の甘い玉子焼きのようで妙に懐かしい、おふくろさんの味であった。ベトナムタバコもまあまあいける。少し軽め。
フエ〜王宮、アメリカ軍、ベトナム人
ガイドが迎えに来てガイドツアーが始まった。真面目な青年ガイドである。同じツアーの人は欧米人カップル、マレーシア人のおじさん2人。最初は王宮である。
最初のでかい門の内部の絵画を説明。7つの物が描いてあって、数字の7はラッキー7ですが、ベトナムでも縁起のいい数字なのだと。この中にでかい鐘があってやたら人気があった。そんな珍しいか？タダの鐘やろ？
王様の宮殿の柱に龍の模様が描いてあり、その龍の指が5本あるのは「王様の龍」という、王様専用らしい。この王様の宮殿の向こうに何があるんですか？とガイドに聞くと、笑顔で愛想の良い彼はいきなり厳しい顔で言った。
「向こうは、何もありませんよ。アメリカ軍が爆弾を落として破壊したんです。多くのベトナム人が殺された。爆弾で女王の宮殿も、無くなったんです。多くのベトナム人が殺されたんです。アメリカが、爆弾を落として、破壊したんですよ」彼は感情的に熱く語った。同じ言葉を2回繰り返した。ベトナム人としての、怒りが込められていた。
「日本も、アメリカに爆弾落とされたんですよ。たくさんの日本人が殺されたんですよ。広島、長崎、知っていますか？」「知っていますよ」
このとき、ここにいたのはガイドと自分、マレーシア人だけだった。マレーシア人のおっちゃんは静かに私たちの会話を聞いていた。”知っていますよ”という、表情だった。
もし客であるアメリカ人カップルがいたら、彼はそのようなことを言っただろうか？自分が日本人やから、彼はガイドとしてではなく、ベトナム人としての正直な気持ちを言ったのだ。ベトナムの人の素顔が垣間見れた気がした。
フエ〜土産物屋、お香の作り方
フエ〜眺めの良い丘
ガイドツアーに参加してよかったのは、眺めの良い丘に来たことだ。大河に船が進む。周囲には墓場が見られた。ここはほとんど観光客が来ないとのことで地元の人しかいない。しかし水やポストカードの売り子はいるのだ。
フエ〜トゥドゥック帝廟
ハスの池や川がある、涼しげで美しい廟である。ここは絶対見たかったのだ。池の曲線が美しい。
皇帝の墓。入り口に埴輪のような像が並んでいるのだが、ガイドにあんまり像の写真とったらいかんといわれたのを思い出し、削除しました。掲載できないほどの写真でした。像や兵士の石の像で、人間生き写しのようなリアルさは無いのだが、妙に表情・存在感があるのだ。それは生きているように、魂が込められているようだった。今もずっと、忠誠を誓った皇帝を守っているように見えた。
漢字が書かれた石盤。建築物よりも、この川、池の曲線がかなり美しい、アートである！ので、もっと川沿いで写真を撮りたかった。ガイドツアーは時間が制限されているのでこういうとき都合が悪いのだ。”美”を感じた。
ドリアンかとおもったらジャックフルーツであった。でかい。
フエ〜昼食
昼食は街に戻ってレストランで。飲料は別料金。バナナが食いきれなかったので袋に入れて持ち帰ったが、中でグチャグチャになってしまった。。。ライス、ビーフ、野菜炒め、スープ、副菜で腹いっぱい。
