バックパッカー一人旅〜海外旅行記と旅情報

タイ・アユタヤ、バンコク

バックパッカー一人旅タイ微笑みの国。飯も最高美味!!

ドン・ムアン空港→アユタヤ〜初タイで早くも旅の感動に遭遇

2003/10/25
タイ国際航空深夜便で25日早朝、バンコク国際空港(ドン・ムアン空港)着。タイ航空は民族衣装の美人キャビンアテンダントがいて、機内食も美味かった。

最初にアユタヤに行く為、ドン・ムアン駅に行く。早朝なのにけっこう地元民が多い。切符を買い、アユタヤ方向のホームで待つ。何時にどこ行きが来るのかすら分からず、ホームには何の案内も無い。とりあえず、来た電車に乗った。
座席に座ってすぐに車掌が来た。切符を見せると、「降りろ」とゆうジェスチャーをした。すると電車が停車し、車掌にドアまで連れて行かれたので、自分が電車を間違ったことに気がついた。アホ一人の為に電車が止まったことがすごいと思った。線路脇の草むらを歩いてドン・ムアン駅へ歩く。道路からおじさんが来て、心配そうに「どうしたんだい?」。切符を見せると、「アユタヤ行きは次だよ」とゆうような事を言い駅のホームを指差した。

無事、アユタヤ行きの電車に乗り込む。木製のベンチで、物売りもいた。電車はのんびりと、緑の中を走る。
何時にアユタヤに着くのか?さっき失敗をしたので少し不安になった。
たぶん次だろうと思い、降りる準備をし、念のため降りそうな人に確認した。アユタヤ駅から街までは、渡し舟で川を渡らなければいけない。さっきアユタヤが次なのか聞いたおじさんと女の子も船に乗っていた。船着場で降りるときに料金を払う。いくらか分からず、値段を聞いても英語が通じない。勿論タイ語なんか絶対分からない。すると料金所のおばさんが、「もうあんたはいいよ」と手を振った。言葉が通じないので、大目に見られたのかを思い、料金所を出た。何かが気になって振り返ると、さっきのおじさんが、野菜の入ったダンボールを小脇に抱え、娘と手をつなぎ、にっこりと微笑んだ。
おじさんが、私の運賃を払ってくれたのである。
それは一瞬の出来事であった。
人ごみに消えて行くおじさんに「Thank you-!!

アユタヤ一日目

市場を通り、セブン・イレブンで水を購入。まず、宿探しだ。
歩き方を参考に、デパート近くのゲストハウスの多い所に行く。すると、立派な邸宅に”GUEST HOUSE”と看板が出ていた。
新築の木造豪邸で、BMWが止まっている。GUEST HOUSEというより、プライベートルームっぽい。とりあえず値段を聞くと、若い女性が流暢な英語で料金表を差し出した。全室シャワー・トイレ付で、一番安い部屋はファン付き水シャワーで300バーツ。
女性の感じが良く、別荘気分になれるここに決めた。

右:宿のテラスにてタイ・ビールで乾杯

タイ【アユタヤ、ワット・プラ・マハタート】アユタヤー歴史公園まで国道沿いを歩いた。あちこちで工事している。何人ものトゥクトゥクが声をかけてゆく。誰も歩いていなかった。
最初のワット・プラ・マハタートは木の根に埋もれた仏像が有名だ。野良犬とその子犬が異常に多い。人は誰もいない。恐ろしいくらいの静寂。
沈黙が別世界を作った。朽ち果てた遺跡に囲まれ、聞こえるのは自分が草を踏む音だけ。

奥に進むと、やはりここは観光地だった。団体観光客、地元の小学生、土産物屋が並ぶ。
前日まで高熱があったので、体力が落ちていた。暑さでダルい。無理をせず、トゥクトゥクで回ることにした。
ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット寺で旅の安全をブッダに祈った。

タイ【アユタヤ、ワット・プラ・シーサンペット】
ワット・プラ・シーサンペット
タイ【アユタヤ、ワット・プラ・ラーム】
ワット・プラ・ラーム
タイ【アユタヤ、ワット・プラ・ラーム】
石仏の並ぶワット・プラ・ラーム回廊


タイ【アユタヤ、ワット・プラ・カオートーン】有名なワット・プラ・シー・サンペット入り口では子供が100円玉を見せ、近寄ってきた。

アユタヤは町全体が遺跡群だ。クメール様式の美しい遺跡ワット・プラ・ラーム、巨大な涅槃仏ワット・ロカヤスタ、チャオ・サン・プラヤー国立博物館など島内の見所をほぼ見学し、街を一望できるワット・プー・カオ・トーンまで回った。

右 :ワット・プラ・カオ・トーン

左:ワット・プラ・カオ・トーン最上階。アユタヤ全体を一望。


タイ【アユタヤ、トゥクトゥクの座席から】利用したトゥクトゥクの運ちゃんが信用できる人物だと分かったので、明日も頼むことにした。トゥクトゥクは天井が低いので、乗るときはたいがい頭をぶつけた。
夕食は宿付近のリスやオウム、金魚なども販売している食堂で麺を食べた。
宿のテラスでビールを飲み始めると、突然大雨が。でもすぐに止んだ。

右:トゥクトゥクの座席から

アユタヤ2日目

2004/10/26
今日は島の外まで足を延ばした。運ちゃんと合流し、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンへ。規模の大きい寺院で、境内に並ぶ石仏は圧巻だ。新しい寺院や庭園も美しく、見所も多かった。すぐ横の川に大きいなまずや鯉がいて、みんな餌をやっていた。

タイ【アユタヤ、ワット・ヤイ・チャイ・モンコン】
塔の中はコウモリの棲家になっている
タイ【アユタヤ、ワット・ヤイ・チャイ・モンコン】
美しい仏陀が並ぶ

バンコク〜アジアの大都会

2004/10/27
朝バンコクの北バスターミナル着。大通りからトゥクトゥクでBTSの駅へ。BTSは分かりやすくクーラーが効いていて快適だ。

騒がしい所が苦手なので、落ち着いたジム・トンプソンの家付近の安宿街へ。最初にあたった宿はシングルが空いていなかった。次の宿は窓が無く、空調が悪かった。3番目のシャワー・トイレ・エアコン付、明るく清潔なWhite Rodgeに決定。一番安い部屋で400バーツ。
宿周辺には観光客向けのお洒落なCAFE、いいにおいが漂う屋台もいくつかあった。早速屋台で、前に座っている若者と同じ、牛のスジと葉っぱのスープ、チキン野菜のあんかけメシを食う。かなりウマイ&安い
その後ジム・トンプソンの家へ。日本語ガイドが案内。見事な調度品、カフェも静かで高級感があった。

タイ【バンコク、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)】タイ【バンコク、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)】バンコクのトゥクトゥク・タクシーはぼったくると聞いたので、市内のトゥクトゥクに「ワット・プラケオまでいくら」と聞いた。答えは「2000バーツ」。ありえない値段だ。

何台か交渉を試みたが、法外な運賃を提示するヤツばかりで、とりあえず歩いた。すばらくすると道に迷ったのでタクシーを捕まえた。それでも正規運賃の2倍くらいだった。ダルかったので妥協してしまった。

王宮前にはガイドブックのマニュアル通りに「今日は王宮は閉館だ」と言って来る輩がいた。

入場すると、入り口で止められた。ズボンの裾をまくっていたからだ。裾を下ろせばOK。ワット・プラケオ(エメラルド寺院)は眩く輝き、ゴージャスだった。

タイ【バンコク、ワット・アルン(暁の寺院)】王宮から公園を抜けて巨大涅槃仏のあるワット・ポーへ。そこから水上タクシー、渡し舟でワット・プラケオとはまた違った輝きのワット・アルンへ。
APECの看板が川沿いに立ててある。水上タクシーを待っていると、係りのおじさんが「混雑してきたらスリに気をつけなさい」と注意してくれた。乗り込んでもおじさんはカバンを抑えるジェスチャーで「気をつけろ」と注意してくれた。
水上タクシーは実に気持ちがいい。クルージング気分でチャオプラヤー川を進む。

右:ワット・アルン暁の寺院

日が暮れてきたのでヤングの街サーヤム・スクエア周辺をぶらぶらし、タイ式マッサージ店に行った。店を出ると受付の女の子が”すいませ-ん!”と日本語で追いかけてきた。”何?”と聞くと、彼女は”すいません”しか日本語を知らないようだった。英語は全く×。まだ10代だろう、あどけない顔に赤い口紅が浮いている。私を下から見上げ、斜め前のビルを指差し「カラオケ!カラオケ!」と笑顔で叫んだ。「ごめん、カラオケ嫌いなんや」と振り切った。今夜は宿近くの外国人向けレストランでグリーンカレーとビールの夕食。

バンコク〜暴飲暴食!後に悲劇が起こる

2004/10/28
シリラート病院内法医学博物館、薬学博物館を見学。案内看板があるが場所は分かりにくかった。見学後食欲が失せた。→詳細は<<TOUTURE>>へGo!!

適当な食堂で麺とアイスコーヒーを頼んだ。これが後ほど起こる悲劇の原因になろうとは、その時は知る由も無かったのである。アイスコーヒーは甘すぎて2口しか飲めなかった。バーツが余ったので、デパートのクーポン食堂にも行った。

夕方。渋滞がすごい。暗くなるにつれて、ますます人が街にあふれ出す。人ごみ、喧騒、蒸し暑さ。これがバンコクか、と思った。

3台目でまともそうなタクシーに出会った。メーターを確認。念の為荷物を背負ったまま運転手の後部座席へ。
空港まではタクシーで130バーツだった。あっというまのタイ旅行。深夜便で早朝帰国。短期の旅行だというのに、税関で入念に荷物を調べられ、質問された。
さ、これから仕事だ。

満員電車の中悲劇は始まった。腹が思いっきり下って来た!そう、アイスコーヒーに入っていた氷に当たったのである。。。。

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