再びバスは走り出したがしばらくすると山道の脇で停車した。
バスのエンジンが故障したようだ。みんな外に出てタバコを吸った。
「ネパール人って、いい人そうっすよね〜」グループと話す。
「そうやな〜、顔が中国に近くなって、日本人みたいな人もおるもんな」 「なんか、ネパールの女の子、笑顔がカワイイですよね!ボクたち、ネパールっ子にハマりそうですよ(笑)」
若者達はみんな嬉しそうだ。
本当にネパールの女性は美人が多かった。インド女性も美人が多いが、濃いのだ。日本人に近くなってマイルドになったネパール女性は、日本人好みの美人だと思った。
ポカラ〜宿のレベルの高さ&日本食に感動!
バスは貝塚のおっちゃんの言ったとおり、遅れてポカラに到着した。客引きがバスに乗り込んで来て、チラシを配っている。日本語のチラシもある。私はまだ宿を決めていなかったので、客引きに囲まれながらガイドブックを見た。
「ウチは日本人に人気の”サクラ・ゲストハウス”の近くだよ!」
他の日本人、韓国人グループはそれぞれ決めた宿の車で行ってしまった。日本人グループは「カルキ・ゲストハウス」と「ペンギン・ゲストハウス」だろう。
ここから歩いて街に行くのがしんどいので、客引きについていくことにした。バイクのおっちゃんとタクシー付のおっちゃんのジャパン争奪戦となった。
「ウチは”サクラ・ゲストハウス”の近くだから!日本人いっぱいいるよ!」
「ウチも日本人宿”カルキ・ゲストハウス”の近所だよ!」おっちゃん同士、ネパール語で言い合いを始めた。
「このジャパンに先に声をかけたのはワシや!」「カンケー無い!ワシの客や!」と争っているのか…宿代も宿のレベルも、同じくらいだったので、楽なタクシーの方にした。
一人も客を捕まえられなかった人、日本人や韓国人の固定客がいる宿と、フラフラしている残りもの(私のような)を捕まえられた人、ポカラの宿の客争奪戦は激しく、厳しい世界だということが良く分った。
 宿に行き、部屋を確認した。「こっ、これで150Rs?」すんげえキレイで清潔、ホットシャワー、Wベッドにフカフカの毛布&布団。テーブルとイスもある!「この部屋はマウンテン・ビューだよ!晴れたらここからポカラの山が見渡せるよ」本当か分らないが正規プライスは200Rsだが、まけて150Rsにしてくれるとのこと。この部屋が150Rsなら、インドの宿は何やったんやろ?後に聞いたところによると、ポカラは宿が乱立しすぎて供給過多なので宿のレベルが高いのとのことだった。
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