バックパッカー一人旅〜海外旅行記と旅情報

レバノン共和国

バックパッカー一人旅レバノン地図レバノン。内戦があった国、という以外に知識は無かった。外資系企業、大手デパートがあり、物価も先進国並みで、輸入品がたくさんあった。街はヨーロッパのようであった。しかし、まだベイルートの街には、砲弾や銃の痕跡が痛々しく残っていた。

旅のルート

シリア・ダマスカス→ベイルート →バールベック→シリア

ベイルート〜中東のヨーロッパ?やっぱ中東!

2004/7/5〜6
シリア・ダマスカスからバスでレバノン首都ベイルートへ。情報ノートで仕入れた評判の良い「Talal's Hotel」宿泊。まずウェルカムドリンクサービス、部屋に入ってクーラーに感動した。キッチンは豪華で、部屋は清潔、中東で一番の宿という評判にも納得した。オーナー・ザヘル氏は陽気な兄ちゃんで、ビールやシーシャを奢ってくれたり、旅の情報も分かりやすく丁寧に教えてくれた。

宿ではインターネットがフリーだった。ザヘル氏の従兄弟と一緒にPCの前に座ると、非常に面白いスクリーンセーバーが現れた。ブッシュ大統領のコラージュで、「私はいつも正しいんだ!」というフキダシが出るとどうじにブッシュの鼻がにゅーんとピノキオみたいに伸びる。その鼻はビッグな男性性器だ。大爆笑!椅子から落ちそうになるくらいに笑いが止まらなかった。今思い出しても笑えるくらい、シャレのきいたスクリーンセーバーだった。

ベイルートの街は、中東ではなかった。近代的な建物が立ち並び、カフェ、デパート、さまざまな店があり、欧州からの輸入品がずらりと陳列されている。値段も欧州だ。フランス語表示も多く、人々は仏語を話せる。スカーフの女性はまずいない。車の運転は荒い。米ドルが流通していて、ATMで直接引き出しも可能だった。
手頃なバーを見つけたので、酒好き3人は早速ビールを頼んだ。クーラーが効くバーで、ビデオを見ながら休憩した。
私「ここ、中東じゃ無いよな〜?!」
HANAさん「完全にヨーロッパだよね」
クーラーと、しばらく遠ざかっていた先進国の品物、近代的な街並みを見た感動で私たちは興奮していた。
…突然、テレビとクーラー、電気が消えた。停電だった。それは、普通に起こった。
「なんや、ここやっぱり中東やった…(笑)」
中澤くんは携帯を持っていたが、ヨルダン、シリアでは電波が届いたが、ここレバノンでは使用不可能だった。

街には内戦跡の残る建物も存在した。これから発展していく都市、レバノンであった。

市内観光後、ベイルート郊外のジェイダ洞窟見学をして宿に戻った。レバノンは物価が高いので、キッチンのある宿は大変ありがたかった。

バールベック〜世界遺産・巨大神殿跡

2004/7/7
クーラー付ドミ$6のTalal's Hotelの居心地の良さに未練を残して、私たちは次なる目的地、バールベックに向かった。
大きな神殿跡で、ギリシャのパルテノン神殿を思わせた。


レバノン パールベック
巨大な神殿の柱


そして、その日のうちにシリアに戻った。シリア編に戻る。

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