フランス・リジュー、ルーアン2008

リジューLisieuxは、通過する街の予定であった。そこには、巨大なバジリカがあった。

リジューの聖テレーズ・マルタンSanctuaire Sainte-Therese-De-Lisieux

フランスの列車車窓

鈍行列車でリジューという駅に到着。最初列車から見えたのは、山の上の巨大な建造物。これはかなりでかい。ここからバスでノルマンディー地方の村に行く予定であったが、ローカルバスは通勤通学の朝と夕方に集中しており、中途半端な時間帯に無かった。フランスは広い国で、鈍行列車で1日3,4時間の移動は常であった。空腹やのでパンを買いに行った。

フランス・リジューのバジリカフランスのクロワッサン

やっぱどのパン屋でもフランスのパンは美味。

ここで宿泊するか考える、駅前にホテルの看板があるが、なんか微妙なようで。ユースホステルよりも高いやろう。とりあえず駅前からでかい建造物の方向に歩く。看板があり、坂を登ると、広大な敷地、山の上にそのバジリカは建っていた。

ベンチでたばこを吸っていると、年配者の団体、家族連れ、真面目そうな学生風の若者などが入場している。皆神妙で清潔そうな身なりである。この場に不似合いな、オッサンとヤンキーの3人組の若者が当然のようにタバコ乞いをしてきた。そいつはかなりしつこく、憐れみを乞うように「お願いします、お願いします」・・・「自分で買えや!ボケが」

バジリカに行く途中で駐車場があったが、一人のオッサンの乞食〜というても、いかにも貧乏には見えず、皮靴を履いたそこらへんに普通におりそうな中年〜が参拝者に物乞いをしている。さっきのは、参拝者目当ての物乞い集団だったのだろう。

この街の観光案内所はバジリカの前の地下にあった。それだけではない、ここはバジリカ関係の展示や会議場、土産物屋などがある立派な施設だった。

リジューの聖テレーズ・マルタン バジリカリジューの聖テレーズ・マルタン バジリカ

内部は巨大で、多くのフランス語と英語で神様のありがたい言葉があった。たくさんの蝋燭の灯に照らされた一人の尼僧の写真があった。テレーズ・マルタン。パンフレットには彼女のことが説明「THERESE SA VIE,SON MESSAGE」フランス語や解読不可能。聖テレーズは立派な人ということがわかった。

何に祈るのか?多くの参拝者が祈っていた。

リジューも、バジリカも、通過点に過ぎなかった街である。聖テレーズという聖人も、帰国後調べて分かったことだ。ワタクシは無宗教だが神仏は信じ、感謝を忘れることは無い。リジューで熱心な参拝者を見たことで、自分自身が分かったことがあった。

ルーアン

フランスパン

ルーアンに到着したのは夕方約7時ぐらいやった。雨が降るので写真はやめた、宿を探す。でかい大聖堂が見えた。苦労して安ホテルを見つけた。この街は安宿が無い雰囲気であった。天気よかったらよかったが。

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